ツーリズムEXPOジャパン2017 いよいよ9月21日（木）（一般日は23日から）に開幕 注目は「テーマ別観光」
2017年9月21日（木）～9月24日（日） 開催
ツーリズムEXPOジャパン2017が、9月21日（木）から開催される。4年目となる今年は、日本観光振興協会と日本旅行業協会（JATA）のほか、日本政府観光局（JNTO）も主催に加わる。【平綿 裕一】
国内47都道府県と、世界130カ国・地域が一堂に会するツーリズムEXPOジャパン2017。今年のキャッチコピーは”見つけよう。旅の「新しいカタチ」”だ。旅行に特化した国内最大の展示会で、今年は1300を超える企業・団体が出展する予定で、一般日は9月23日（土）と24日（日）の2日間。東京ビックサイト（国際展示場）東ホールで行なわれる。
■一般ユーザー向けコンテンツも豊富 注目は「テーマ別観光」
昨今、最新の旅スタイルとして注目されているのが「テーマ別観光」。アニメや酒蔵、世界遺産、文化財など、旅行者が自身の好奇心や興味に従って行き先や旅行計画を立てやすいよう、各団体組織や地域がさまざまな工夫を施している。
以下、おすすめの「テーマ」と、産業観光の魅力について紹介する。
■「テーマ別観光」を楽しむ
アニメツーリズム協会は、「アニメ聖地」を88カ所選定し、広域観光ルートを作ることで、訪日観光客の地域送客を促進。地方創生や事業化促進に寄与している。2017年8月26日（土）には、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」を発表したばかり。今後は、全国のアニメ聖地と連携し、現地サービスの充実など進めていく。
四季折々の季節がある日本。全国で春夏秋冬を楽しむ風習や文化が根付いている。日本の自然環境は、類まれなる多様性と豊かさを誇っており、「エコツーリズム」は、この地域固有の自然や文化、歴史を保ちながら、持続的に地域に利益をもたらす、未来の観光スタイルとして注目されている。
多くのマラソン大会や、RUNイベントが全国で開催され、地域振興の手段として、耳目を集めている。この現状を踏まえ、設立された「全国ご当地マラソン協議会」は、加盟する各大会が、地域の特色を前面に出した“おもてなし”趣向の大会を企画、運営するために連携している。今後は、国内外からの参加者を増やし、さらなる大会の活性化を目指し、協力・支援体制を強めていく。
「明治日本の産業革命遺産」は、19世紀後半―20世紀初頭の日本で、西洋から非西洋への産業化の移転が成功したことを示す一連の産業遺産群。九州・山口県を中心に広範囲に広がる23の構成資産からなる。2015年7月に登録された世界資産。当日は、日本の近代化の原点となった「明治日本の産業革命遺産」の魅力をパネルや映像で紹介。ガイドアプリをダウンロードすると、記念グッズをプレゼントする。
■産業観光とは～感じる楽しさいっぱい！ 産業観光～ 4つをピックアップ
愛知県ブース紹介と一言
伝統産業から次世代産業まで、日本・世界に誇る先進技術を愛知で体感できる。「話題の産業観光施設によるプレゼンテーションを開催します。常に新たな時代を技術によって切り拓いてきた愛知のモノスゴさを体感してください」
北九州市ブース紹介と一言
知的好奇心を満たす特別な旅。北九州の産業観光。「九州の北端に位置する北九州市。忙しい日常から少し離れて、美しい『夜景・工場夜景』、日本の近代化を支えた『産業遺産』や最先端の『ものづくりの現場』に触れる、ロマンチックで知的好奇心を満たす特別な旅に出かけませんか？」
墨田区ブース紹介と一言
下町すみだ匠の技・江戸文字職人による実演。「提灯や木札に江戸文字を描くアトリエ創藝館・大石智博氏の匠の技をブースで披露。木札へお名前を描く実演販売も行います。下町すみだが誇る職人技をぜひこの機会にご覧ください」
諏訪田製作所ブース紹介と一言
SUWADA OPEN FACTORY（三条市）を紹介。「文字通り『開かれた工場』を指します。 関係者以外立ち入ることのできないブラックボックスではなくお客様に、材料の選定から商品の完成まで、ごまかしや妥協のない職人の想いが込められたものづくりの現場をお見せすることを目的としています。 従業員一同心を開いて皆様のお越しをお待ちしております」
