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国鉄からの直通臨時列車「奥大井」の愛称が平成の世で復活!急行電車が愛称付きで走り出す

 

2017年9月15日(金) 復活

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昭和時代も運転時はヘッドマークを装着していた

 

大井川鐡道(前田忍社長、静岡県島田市)は、2017年9月15日(金)から10月9日(日)まで、特別な愛称を付けず多客期のみ運転している臨時急行電車に、「奥大井」の愛称を付けて運転する。【松本 彩】

 

 「奥大井」は1969(昭和44)年4月26日から1984(昭和59)年9月30日まで、ゴールデンウイークや紅葉の多客期に、東海道本線静岡駅から大井川鉄道千頭駅までを国鉄車両を使って運転された直通れた列車の愛称だ。

愛称復活で親しみやすさ向上へ

 奥大井とは、静岡県の中部に位置する川根本町の以北から大井川流域の静岡県内の総称のこと。背後には3000m級の南アルプスの山々がそびえ立っていて、ユネスコエコパークの一部でもある。地域内には、寸又峡温泉接岨峡温泉などの温泉地もあり、井川地区など静かな山里が点在している。

 同社では、今回の愛称復活によって臨時急行電車への親しみやすさの向上と、「奥大井」の知名度アップ、入込客増加によりさらなる地域貢献をはかっていく。

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奥大井号開始記念乗車券(1969.4.26)

運転概要

愛称復活日:

2017年9月15日(金)

愛称:

奥大井

当面の運転日:

2017年10月9日(日)までのきかんしゃトーマス号の運転日と同じ(16日間)

※今後は紅葉シーズンなど多客期に運転予定。運転日・運転時間は公式HP、SNSでお知らせ

運転区間

金谷駅千頭駅(距離39.5キロ)

運転ダイヤ:

奥大井1号:金谷駅発午前9:41→千頭駅着午前10:47

奥大井2号:千頭駅発午後2:00→金谷駅着午後3:17 

停車駅:

金谷・新金谷・家山・川根温泉笹間渡・千頭

料金:

急行料金は不要(運賃のみで乗車可)

車両:

現在、普通電車に使用している元関西私鉄の車両(南海・近鉄)を使用

ヘッドマーク

運転時には愛称名を表示したヘッドマークを装着する