ニッポンレンタカー、九州全県の乗用車・ワゴン車クラスで、「全車禁煙化」始める。車内で喫煙が見つかれば、罰金も。
2017年10月1日(日) スタート
ニッポンレンタカーサービスのグループ会社、ニッポンレンタカー九州(春山和彦社長、福岡県福岡市)は、2017年10月1日(日)から、沖縄県を除く九州全県の乗用車・ワゴン車クラスを「全車禁煙化」にすると発表した。【平綿 裕一】
ニッポンレンタカー九州は以前から、乗用車とワゴン車の導入に合わせ、禁煙化を進めてきた。この取り組みの結果、年間を通じた乗用車とワゴン車全体の禁煙車保有率が10月1日に100%になることから、全車禁煙に踏み切った。車内での喫煙が判明した場合は、休業補償料として、2万円の罰金となる。電子・過熱タバコなども同等の扱い。
■「禁煙化ニーズの高まり」
「禁煙車の指定予約数の増加や、禁煙化ニーズの高まりもあり、女性や観光・レジャー目的のお客様から、車内禁煙化の強い要望が上がっている」(同社)。
同社では喫煙可能車両の、車内臭に対し、防臭・脱臭などさまざまな対策を施していた。ただ、「愛煙家の方からも(臭いについて)ご指摘を受けることもあった」(同)とし、全車禁煙化に踏み切った。一方で希望者には車外の喫煙用で携帯用灰皿をプレゼント。愛煙家にも一定の配慮を示す。
なお、ニッポンレンタカーグループでは、昨年に北海道で乗用車・ワゴン車の全面禁煙化を実施している。「お客様からはとても快適との意見もいただいている」(同)という。
■乗用車・ワゴン車禁煙化実施概要
・10月1日(日)以降に、同社が貸し渡す乗用車・ワゴン車がすべて禁煙車になる。
・希望者には、車外喫煙用として、携帯用灰皿をプレゼントする(数量限定)。
・車内での喫煙が判明した場合は、休業補償料(2万円)の支払いが発生
※電子・過熱タバコなども同等の扱い。