パソナとエアビーアンドビーが提携。 民泊の運営・管理人材の育成を目指す
2017年5月26日(金) 発表
人材派遣大手のパソナ(南部靖之CEO )は2017年5月26日(金)、エアビーアンドビー(Airbnb Japan、田邉泰之代表)との業務提携を発表した。地域への来訪が増加する訪日外国人旅行者の受け入れ対策にも力を入れる。
ホームシェアリング(民泊)は、訪日外国人旅行者の増加にともなう宿泊施設不足の解消だけでなく、地域の魅力を伝え、誘客増加のキッカケとしても機能する。訪日外国人旅行者数は、2017年5月13日に、昨年よりも23日早く1千万人を突破しており、民泊に対する関心はますます高まっている。
今回、パソナとエアビーアンドビーの協働する主な分野は、「募集・育成」や「業務支援」。民泊で利用される空き家などの物件を管理・運営することのできる人材を育成する構えだ。民泊業界、引いては観光業における雇用創出を促す鍵となるかもしれない。
◆パソナ、「おもてなし人材」の育成ノウハウを活かして
パソナでは昨年から、「観光立国ソリューションサービス」の提供を開始。観光分野での人材育成や雇用創出に注力してきた。女性の活躍推進や多様な働き方の実現への取り組みなど、政府の掲げる「成長戦略」を実務面でサポートしてきた同社。自治体との連携も多く、「観光立国ソリューションサービス」では、戦略的な観光誘客を通じ、地域事業者が恩恵を得ることのできる仕組みづくりにも力をいれている。
ホームシェアリング(民泊)世界最大のエアビーアンドビーとの提携目的は、ホームシェアリング(民泊)で、ホスト(貸主)として働く人材の育成を目指し、全国各地域での就労機会拡大を実現すること。2020年まで、シェアリングエコノミーに関わる人材を、1万人育てる。
◆地域おもてなしホスト育成プログラム
エアビーアンドビーとの初協働では、住宅宿泊事業法(民泊新法)など、民泊に関連する制度の基礎知識や法制度を理解し、高い顧客満足度を得ることのできるホストの育成をめざす。東京や大阪、京都、沖縄などで説明会(勉強会)を実施する。
開始時期:2017年6月~
内容:ホームシェアの基礎知識/ホームシェア関連法制度の紹介/ホームシェア体験談の共有/「安心・安全」を担保する仕組みについて
対象:「地域おもてなしホスト」として活躍したい人
申込フォーム:以下。なお、東京会場では、加藤遼氏(パソナ ソーシャルイノベーション部、シェアリングワーク推進責任者)が登壇する予定だ。