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北海道で荷物一時預かりシェアリングサービス「ecbo cloak」を新たに展開 道内の荷物預かりスペース不足解消へ

2017年9月6日(水) サービス開始

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道内観光を身軽、便利に

ecbo(エクボ、工藤慎一社長、東京都渋谷区)は9月6日(水)、北海道で荷物一時預かりサービス「ecbo cloak」をスタート。急増する訪日外国人旅行者の荷物預かりスペースも確保し、身軽に北海道観光を楽しんでもらう。 【後藤 文昭】

 

 ecbo cloakは、「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースを持つお店」をつなぐシェアリングサービス。今年1月にスタートし、現在東京都と京都府大阪府、福岡県、沖縄県で展開している。カフェや美容院、レンタサイクル、着物レンタル店、神社などの多種多様なスペースを荷物預かり所として活用している。

札幌拠点に400カ所の導入目指す

 昨年は222万9900人の訪日外国人が訪れた北海道。豊かな食や自然あふれる人気観光地で、国内でも大きな支持を集める。一方、札幌駅付近のコインロッカーの総数1800個に対し、スーツケースなどを入れられる大型サイズは約1割の178個となっている。

 これからの季節は、札幌では道内食材を使った料理が集まる「さっぽろオータムフェスト」や、毎年道内外から多くの参加者を集める「さっぽろ雪まつり」など魅力的なイベントが多数開催される。そのため、観光客の荷物預かりスペースの確保は重要な課題だ。

 現在、道内でecbo cloakに加盟してサービスを提供しているのは、30店舗。同社は今後、札幌市を拠点に道内の加盟店舗を400店舗まで拡大する計画。国内外の観光客が身軽に観光できるようにするだけではなく、店頭コミュニケーションを通じて消費活動も促していく。

荷物を預けながら、美味しい食事や茶道なども楽しめる

 札幌市内では、着物を着て茶道体験ができる「蓮」や、美味しいパンケーキを提供している「ジミーブラウン」などがサービスを提供。他地域では、小樽市の硝子工房「虹霓舎」などでも、荷物を預けるだけではなくさまざまな体験を楽しめる。