英・訪日キャンピングツアーに協力 外客増のため普及めざす 日本オートキャンプ協会(JAC)
2017年11月に、第2弾ツアー実施予定
ゴールデンルート以外への誘客手段として注目を集めるキャンピング。日本オートキャンプ協会(JAC)ではこのほど、英国でオートキャンプの普及に尽力するNPO団体「ザ・キャンピング&キャラバニングクラブ」(The Camping and Caravanning Club)と、その傘下の旅行会社「Worldwide Motorhoming Holidays」が主催する訪日キャンピングツアーに協力した。
6月19日(月)、同団体のネルソン・レーシ氏とバーバラ・レーシ氏はじめ、一行17人は無事旅程を終えた。同ツアーは、今年11月にも予定されており、キャンピングを通じたインバウンド、とくに、欧州からの旅行者獲得に期待がかかる。
イギリススタイルを日本のキャンプ場でも実施。ここで得た知見をぜひ、日本のキャンプ文化の発展にも応用したい。
JACは、「今回の参加者からの意見や感想、受け入れたキャンプ場へのアンケートなどで意見を集めて、今後拡大が予想される訪日キャンパーへの対応に活かして行きたい」とコメント。オートキャンプを通じ、全国各地域へのインバウンド誘致に尽力する構えだ。
約20日にも及ぶ大ツアーとなった今回。成田を出発したあと、筑波と日光へと向かった一行。松本から日本アルプスを通り、車での旅は京都、奈良にまで及んだ。帰りは静岡など、東海地方を経由。途中、電車を利用して広島にも立ち寄っている。
歴史や文化に触れる、深い観光体験を味わうことができたようだ。
今ツアーの料金はよそ60万円(4千ポンドほど)。ロンドン―東京間の航空券(片道)やレンタカー代、宿泊費などを含んでおり観光のほか、地域の方々との交流も好評だった。
■11月実施ツアーの詳細
www.worldwidemotorhomingholidays.co.uk
■関連記事
■フォトギャラリー
多くの方が、初来日だったという今回。かけがえのないひと時を過ごすことができた。
「日常生活の延長線上にキャンプがある」ことが、英国のキャンプスタイル。キャンプの楽しみ方だけでなく、受け入れる施設の設備強化にも期待がかかる。
名所旧跡のほか、地域の方々との交流も、今ツアーの醍醐味だった。
11月にも予定されているという同ツアー。今から実施が楽しみだ。