〈“旅”情報〉 観光庁が発表 訪日外国人のSNSへの投稿もとに
観光庁がこの度、
「訪日外国人旅行者受入環境に関連するSNSへの 投稿等の分析」
を発表しました。
訪日外国人旅行者とは、「インバウンド」のこと。テレビなどでもよく取り上げられています。
調査結果は今後、インバウンドの「受入環境」の整備充実に役立てられるそうです。
対象としたのは、中国と台湾、香港、韓国、アメリカの5つの国・地域からの旅行者。
ツイッターやフェイスブックのほか、Sina Weiboなど、各国・地域の主要SNS(交流サイト)への投稿を分析対象としています。
データの収集期間は、2016年7月1日〜8月31日と、2017年1月1日〜2月28日。
「受入環境」に関するキーワードは全部で12個(「その他」を除く)。
トップ3には、以下のキーワードが上がりました。
◇公共交通
◇通信環境
◇多言語表示・コミュニケーション
それぞれの問題点としては、
◇公共交通:〈交通費が高い〉〈乗り換えが難しい〉
周遊パス( JRグループ6社が提供する「ジャパン・レール・パス」など)が好評な
一方、乗り換えが難しいや、交通費や高いといった不満足を挙げる声も多かったようです。
◇通信環境:〈SIMカードによる通信費の高さ〉
「日本は思ったよりWiーFiがつながった」という評価があった一方で、
空港で販売されるsimカードの、通信費の高さと通信量の少なさを訴える声もありました。
◇多言語表示・コミュニケーション:〈道に名称がなく、目的地にたどり着けない〉
欧米と違って、「×丁目△番地」というように、道ではなく地域に名称がつくことが多いため、目的地にたどり着けないといった声が挙がりました。
なお、全キーワードは以下なります。(「その他」を除く)
◇入国審査
◇通信環境
◇決済環境
◇多言語表示・コミュニケーション
◇公共交通
◇観光案内所
◇食事への制限
◇荷物の預かり・配送
◇免税店
◇旅行情報収集
◇トイレ
◇宿泊