深読み! 旬刊旅行新聞 5月1日号 民泊の「仲介業者」と「事業者」について (エアビーアンドビー、Airbnb Japan)
5月1日号は、ホームシェアリング(民泊)で話題のエアビーアンドビー日本法人(以下Airbnb )田邉泰之代表インタビューです。
お気づきの方も多いかもしれません。”一面が特集”というのが本紙の特徴です。
また、
から途中まで読めますが、全部ご覧になりたい方は、
こちらの
をご利用いただければと思います。
(5月8日以降、日経テレコンからでもご覧いただけます)
さて、テーマである「深読み!」
今回のキーワードは、「ホームシェアリング(民泊)」(Webサイト、インタビュー本文、18行目)です。
昨今、「民泊」という言葉が一般メディアでも多く取り上げられ、定着してつつあります。
しかし、今回、編集部記者はあえて「ホームシェアリング(民泊)」というように、ホームシェアリングという言葉を使うよう心がけました。
理由は1つ!
Airbnbと、マンションなどの民泊施設を運営する会社は、根本的に業態が異なるからです。
下の図をご覧ください
こちらは、2017年3月10日に閣議決定された、「住宅宿泊事業法案」いわゆる民泊新法で示されたルールを本紙でまとめたものです。(2017年3月21日発行号参照)
黄色い四角が2つ、「住宅宿泊仲介業者」(以下仲介業者)と、「住宅宿泊事業者」(以下事業者)あります。
Airbnbは、「仲介業者」の立場である一方、
マンションなどの民泊施設を運営する会社は、「事業者」となります。
いかがでしょうか?民泊というキーワード、聞くとすぐ、
マンションなどの施設を、訪日外国人観光客に貸し出している「事業者」をイメージしませんか?
実は、マンションなどの施設を運営する会社「事業者」と、宿泊者と施設を仲介する会社「仲介業者」は、分かれていることが多いのです。
とくに、Airbnbは、「事業者」としての業務は一切行わず、「仲介業者」に徹しているのです。
本紙で、ホームシェアリング(民泊)としたのも、Airbnbが、家の共有を司る「仲介者」だということを強調することにありました。
いかがだったでしょうか?
今後、テレビのニュース番組や、一般紙(大手新聞会社)の報道で、「民泊」という言葉が出た際にはぜひ、
「仲介業者」のことを取り上げているのか?
それもと「事業者」のことを取り上げているのか?
気にしてみてはいかがでしょうか?
理解はぐっと深まるはずです!
#Airbnb #民泊 #ホームシェアリング